パシュミナとカシミヤの違いについて

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皆様、こんにちは!

 

 

今年も、パシュミナショールの季節到来ですねshine

 

 

 

人気の無地タイプは、いよいよ残り一点となりました。

 

 

 

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そして、nukuiro代表の渋谷さんが先日自身のFacebookにて

 

パシュミナとカシミヤの違いについて詳しいご説明をされて

 

いましたので、こちらにも載せさせていただきますね!

 

 

 

 

 

「パシュミナって何?
カシミヤとどう違うの?」
 
と疑問に思っていらっしゃる方、多いと思います。
私もnukuiroを始める前は、カシミヤでできている、ことくらいしか知りませんでした。
 
パシュミナは、「カシミヤ」という言葉が生まれる遥か以前からインドのカシミール地方で作られていたカシミヤ山羊から取れる原毛を使った伝統的な毛織物のことです。
イギリスの植民地時代に多くのパシュミナがヨーロッパへ渡りました。薄く軽いパシュミナは貴族社会で大流行し、「カシミールのパシュミナ」が「カシミヤ」と呼ばれるようになったと言われています。
カシミヤ山羊の原毛を繊維名として登録する際にカシミヤとされたため、パシュミナの概念はとても曖昧に捉えられるようになりました。カシミールでは、手紡ぎ手織りのカシミヤ織物をパシュミナと呼びます。
機械織りのものはMP(マシーンパシュミナ)と呼びますが、機械織りの場合はウールやシルク混の糸を使ったものもMPと呼び、本物のパシュミナと完全に区別されます。もちろん価格も数分の1となりますので、MPをパシュミナと間違えて買うことがいかに馬鹿馬鹿しいことかわかります。
カシミヤというと、繊維の名前ですので、手織りのものだけでなく機械織りもフェルトのマフラーも含みますので、パシュミナはカシミヤでできていますが、パシュミナ=カシミヤではありません。
 
パシュミナを紹介し始めて2年、進めるにつれてわかってきたことも多いです。
まず、カシミヤはそうそう手に入らないこと。
特にカシミール産のカシミヤ原毛は採取量が限られており、ふんだんに使ってパシュミナを織ることができる工房は実はとても少ない。nukuiroで使っているラダック産原毛は先祖代々のルートで確保されています。
新規参入でパシュミナの工房を作ろう!と思い立っても、それは叶わないことなのだとわかりました。
 
インドではパシュミナがお土産品の大定番のようにどこでも売られています。しかし、パシュミナの希少性と仕入れ価格の高さから本物を扱っている店はごく僅かで、ショール専門店でもMPを沢山用意して、パシュミナは数枚というケースが多々あります。MPとわかっていて購入する分には問題ありませんが、パシュミナと誤魔化され高額を請求されることもありますので十分気をつけていただきたいです。
 
自分が本物のパシュミナをバリエーション豊かに日本の皆さんに紹介できているのは、カシミールの工房家族が伝統工芸として本物を作り続けているお陰なのだと、とても誇らしく感じます。
 
パシュミナは気軽にインド土産として渡せるものではありません。
日本に蔓延したパシュミナの誤った認識を、正しいものに変換していけると嬉しいなと思いながら、展示会でお話しさせていただいています。
 
どうぞ皆さま、本物を確かめにいらしてくださいね。
 
nukuiro
渋谷聡子

 

 

 

 

この説明を受けて、改めてギャッベと似ているなぁと

 

感じることも多いです。

 

 

是非一度、お店の方にも本物のパシュミナの手触りを

 

確かめにいらしてくださいheart01

 

 

 

心よりお待ちしております!aries