What is GABBEH ギャッベ絨毯とは?

イラン南部のザクロス山脈近郊で、遊牧生活を営むカシュガイ族の女性が、自然の中で育んだ感性と家族の幸せを願う模様を織り込んだ絨毯、それがギャッべである。
イラン南部ザクロス山脈 標高3000m
  糸紬

自然と人との融合の賜物「草木染め」

ゾランバリー社では春に刈り取った質の良い羊毛しか使用しません、手紡ぎした糸の強度や風合いなどいくつものテストに合格した糸だけが染色工場に運ばれて直径2mもある大釜で何時間も煮て染め上げます。驚くべきはその染めに使う染料の量です。
色染め
茜の場合を例にとると羊毛100kgに対し染料のローナスも100kgで染め上げます。 そして染め上げた糸は水洗いされ広大な青空のもと直射日光に当て乾燥させていきます。

ゾランバリーギャッべがいつまでも色落ちしないという協力な染料の秘密は、イランの広大な国土で収穫される豊富な天然染料と妥協を許さない徹底管理にある。

ギャッベ織り手の名手、カシュガイ遊牧民

ギャッベ絨毯、織り手の名人カシュガイ族
ギャッべを織るカシュガイ族は単一民族ではなく、5部族(カシュクリ族、シシブルキ族、ダルシェリ族、アマレ族、フェルシマダン族)の連合体である。

カシュクリ族は5部族の中でも最高の織り手でプライド高く魅力的なギャッべを織ります。 ダルシェリ族は子供の礼儀など教育熱心な部族、シシブルキ族は明るく人の良い部族でライオンの絵柄が特徴。

アマレ族は繊細な生命の樹の文様とライオン上下に矢じりのの文様が特徴。 フェルシマダン族5部族の中で最高のセンスと技を持つこの感性豊かな民族の女性が自然と家族の幸せを願い織り上げていったのが「ゾランバリ社のギャッべ」です。

ゾランバリ社のギャッベ

ゾランバリ社
エコテックス

世界カーペットオスカー賞を2度受賞。近年のギャッベ人気により偽物が数多く出回るようになったため、 2010年より商標登録されたロゴマークを入れるなど、本物のギャッベを守る活動を行っています。

 

◆ 2016年エコテックス認定


エコテックスとは、人体への有害物質による被害をなくす事を目的に世界的に統一された認証システムです。

草木染めは有害物質を含まないので鼻につく臭いがなく、春刈りのペルシア羊毛100%なので夏場チクチク しません。肌着の様に長時間肌に触れても安全と証明されているのは数あるギャッベ製品の中で唯一ゾランヴァリ社の ギャッベだけです。お子様にも安心してお使いいただけます。

 

◆ 2010年世界無形文化遺産登録


 GABBEH (ギャッベ)とは、イラン南西部ファールス地方で遊牧生活をするカシュガイ族の女性達がひとつひとつ丁寧に手織りする毛足の長いじゅうたんです。羊毛を手で紡ぎ、草木で染めた後、素朴な紋様を織り込んでいきます。

古代より受け継がれるじゅうたん織りの技術は、2010年世界無形文化遺産に登録されました。

 

色鮮やかな化学染料のギャッべが出回り始めた頃、ナチュラルカラーの草木染めを復活させカシュガイ族のギャッベをヨーロッパ市場で 「アート性の高いラグ」 として広めた功績は、現在のゾランバリー社のギャッベの信頼と人気を確立させました。