こんにちは!
今日は不安定なお天気でしたが
阿蘇の雄大な景色を前にすると、
緑が眩しく、本当に気持ちが良いです
先日、ギャッベのランクについて
お客様からお尋ねをいただきました。
ギャッベをご覧いただく際に「アマレ」「カシュクリ」
など、聞き慣れない名前が飛び交って
「何のこと?」と思われる方も多いかもしれません。
ギャッベは、糸の細さや密度でランク分けをされています。
※写真はギャッベの裏面です。
例えば、右がギャッベ(一番糸が太くて粗い)
左がカシュクリです。(一番糸が細くて緻密)
紛らわしいのですが、ギャッベの中でも
「ギャッベ」というランクがあるんです。
ギャッベ
↓
アマレ
↓
カシュクリ
大きく分けると、こんな感じです。
ですが、シャクルー・ランドスケープ・ルリバフなど
織り方や織手によって名前が違うことも・・。
糸のランクが同じでも、それによって掛かる手間が
変わり、金額にも違いがでてきます。
羊一頭の中で、一番外側の毛は砂埃や紫外線などで
ダメージを受けやすく、皮膚に近い部分ほど
柔らかくなります。
お腹周りはとくに柔らかいです
それによって、遊牧民さんが手で紡ぐ時に
外側の毛は太く、皮膚に近い部分ほど細くなります。
紡いだ糸は、大きさごとに分けられ、
草木染めをされます。
ギャッベ一枚を仕上げるにも
糸が太いと早く、細いと時間が掛かるので、
ギャッベよりもカシュクリの方が時間が掛かります。
織り上がったギャッベの密度に差が出るのは、
紡いだ糸の細さと、織り手の技術が大きく関係してきます。
ギャッベをご覧いただく際には、ぜひ参考に
してみてください!