今回は、パシュミナショールが出来るまでをご紹介いたします!
パシュミナとは、原産国であるカシミールでの呼び名です。
インド北部、ジャンムー・カシミール州の夏の州都スリナガルはイスラム文化の息づくノスタルジックな街並みと雄大な自然溢れる景勝地です。
パシュミナの原毛となるカシミール山羊の被毛を春に採取し、ごみや外毛を取り除いていきます。
その後、職人の手により紬・手織りされていきます。
代々受け継がれてきた伝統的な工芸品として、100年以上も変わらぬ制作風景の中仕上げていくパシュミナショール職人たち。
(主に家族中心で仕上げていくそう)
しかし、政情不安の続く不遇の地でもあるため、この伝統を守り続ける職人の数は減ってきているそう。
今では偽物も多いとされていますが、職人の手から生み出されるパシュミナは極上の軽さと柔らかさで、その品質は100年持つと言われています